肌のシミを完全に消すには、皮膚科で治療を受ける必要があります。皮膚科では、レーザーや光治療で効果的にシミを除去することが可能。
ただし、レーザーは種類によっては肝斑を濃くすることもあるので、経験豊富な医師にシミの種類を確認してもらったうえで治療をすることが大切。
また、レーザーや光治療に、古い角質を除去してターンオーバーを促すケミカルピーリングを組み合わせるのも有効です。
その他、内服薬や外用剤、ビタミンCやヒーリング剤などが含まれたローションなどが処方されることも。
ただ、治療でシミが薄くなっても、日々浴びる紫外線の影響で、治療をやめるとまたシミができてしまうことも。シミ治療は、長期戦で根気よく続けることが大事です。
肌のシミ治療の流れ
①ケミカルヒーリングで肌の新陳代謝アップ
薬品を使って古い角質を取り除く方法です。シミの原因であるメラニンを含んだ古い角質が取り除かれるうえ、ターンオーバーが促されてメラニンの排出を促進。その後に行うレーザーや光治療の効果も高めます。
価格は全顔で10000円前後が目安になります。
②レーザー治療や光治療でメラニンを破壊
レーザーや光の熱でメラニンを破壊する治療。痛みはほぼありません。濃いシミは高出力で照射し､いったんかさぶたにします。
これが自然にはがれ落ちるとシミが薄くなります。レーザーや光治療の部分照射は4mm以下で3000～5000円前後､低出力の全体照射は全顔で30000円前後が目安。
③内服薬や外用剤を処方
よく処方されるのは､抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンE、肌の新陳代謝をよくするビタミンB群。
シミ改善には､ビタミンCなら一日に800～1000mgとるとよいとされています。
また、ビタミンCとの相乗効果が高く、メラニンの生成を抑えてターンオーバーを促すレシステインや、シミをつくる経路をブロックするトラネキサム酸などがあわせて処方されることも。
さらに、ヒーリング剤やビタミンCなどが配合されたローションやクリームが処方されることも。
レーザーと光治療の種類と効果
アレクサンドライトレーザー
照射範囲が広く、肌への負担が少ないので、日光性色素斑やソバカスの治療で多く使用される。
ロングパルスNd:ヤグレーザー(ジェネシス)
毛穴やちりめんジワ、赤ら顔に効果的､低出力･高頻度照射なら肝斑にも効果を発揮。
光治療
「フォトフェイシヤル」などともいわれ､シミ以外の肌トラブルにも効果的。また､日本人の薄いシミ･ソパカスにも有効な最新の光治療部分照射器「アキュチップ」も。
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